今回は建築評論家 南雄三さんをお招きしての夜会でした。
なぜ、日本の家は短命なのか?
なぜ、日本の街並は雑多なのか?
なぜ、日本は豊かじゃないのか?
なぜ、日本のお年寄りはお荷物なのか?
戦後の焼け野原から経済成長を成し遂げる為に、質より量が最優先され、多くの人が新築の家を買うために、ローンの35年よりも短命な家を買うことになってしまった。
まさに、大量生産大量消費の世界。量から質へ転換することができず、ズルズルと経ってしまった。
長く持つ家という発想がなく、古くなれば建て替えればいいという、家は消費財となってしまった。
ところが、海外では家は資産だから、高く売れ、そのために価値を落とさないようにメンテナンスをする。
メンテナンスするという事は、特殊なものや建てたメーカーでないと手に入らないようなオリジナルなものだと縛られて自分たちでメンテナンス出来ない。だから手に入りやすいもの、間取りの変更がしやすいものを選ぶ。。
知らない事、知らされてない事。
国が決めた事だから、法律だから。
今までこうだったから、常識だから。
日本人の頭はかたいし、閉鎖的なんだなとあらためて思ったのと同時に、だからこそ、良いと思ったものを取り入れて、それをより良いものにするのは得意だから、そうなると日本は最強じゃないかとも思った。
自分で考える。
自分の気持ちに素直になる。
自分の感覚を信じる。
樹工舎は今もこれからも進化の途中です。
南雄三さんをはじめ、この勉強会にあたって色々準備してくれた方、関わりのあった方、すべの人に感謝です。