先月末の事ですが、社長矢野は母校の小学校にて、大工の仕事とは?というお題で小学校5年生の子供たちにお話をさせて頂きました。
長尾賢建築設計事務所の長尾さんにも力を貸してもらい、家ができるまでの簡単な流れから、仕事の内容、想い、最後は鉋削り体験まで。
おそらく、最後の鉋削り体験で盛り上がり、2人が話した内容は子供たちの頭からはぶっ飛んだはず(笑)
ただ、この中のたった1人でも、この日の事が記憶に残って建築の世界へ来てくれると嬉しいな。
それにしても、子育てと仕事、恋愛、生き方。すべて根本的なものは一緒だなぁとつくづく感じます。
多くの人が子育てを上手くやり遂げよう、仕事も恋愛も上手であろうとする。
でも例えば、ビジネスでMBA、子育てで保育士の資格を持っていたら上手にできるか?といえば、そうではなく。どんな世界でも、成熟している人ほどより多く傷ついたり、悩んだり、行動にうつしてる。
逆に未熟な人ほど、うまく立ち回ろうとするし、しばらくうまくいってもある程度の所で停滞する。
私もできるだけうまくいくようにと考えれば考える時ほど、うまくいかないものでした。
仕事も子育ても恋愛も生き方も、長期戦。
うまくやらなくていい。
目の前の相手と向き合い、感じ、笑い、時に悲しむ。そういうことでしか何も生まれないし、結局楽しむこともできないんだなと。
子育ては自分育てという言葉があります。
何があっても子供たちの今と未来を信じ(大人の自己満足を押し付けず)、適度な距離感で、最強のサポーターに徹することが大人の役割だと思うのです。
うまくやろうとせず、ただとにかく相手とちゃんと向き合う。周りの大人が変われば子供も変わるはず。
今回また貴重な体験をさせて頂きました。
ありがとうございました。